なんともいたましい事件です。
過残業、過労の問題は、まだまだ中小企業では課題が残っていると感じていましたが、このような大企業で、また起きてしまうとは・・・労災認定だけでは済まされないのではないでしょうか。
詳細が報じられていませんが、「パワハラ」「過残業」⇒「不眠」「うつ」「支援者不在」・・・
なぜ、上司(ライン)は無理だったとしても、他の職場内資源(人事、相談窓口)、労基署、職場外資源(相談機関)等に訴えることができなかったのか・・・いや、できなかったのでしょう。そのような組織風土、文化、社風が生み出した悲劇かもしれません。周りはなぜなにもできなかったのか。SNSでつぶやいても「支援者」にはなりにくいのですが、それしか思いつかなかった、時間がなかった、追い詰められていた、できなかったのでしょう。残念です。

さらに輪をかけて、M大学H氏の「残業100時間超で自殺は情けない」との発言。軽率極まりない発言と思います。過残業しか論じていない点と、人の生への敬意が全くない点が軽率すぎます。

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2016/10/7 21:06 日経電子版

 広告大手の電通に勤めていた高橋まつりさん(当時24)が昨年12月に自殺したのは、直前に残業時間が大幅に増えたのが原因だとして、三田労働基準監督署(東京)が労災認定していたことが7日、分かった。遺族代理人の川人博弁護士が明らかにした。認定は9月30日付。

 川人氏によると、高橋さんは東大卒業後の昨年4月、電通に入社し、インターネット広告などを担当した。本採用となった10月以降、業務が増加し、11月上旬にはうつ病を発症したとみられる。12月25日、東京都内の社宅から投身自殺した。

労基署は発症前1カ月の残業時間は月約105時間に達したと認定。2カ月前の約40時間から倍増していた。
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